
看護学部看護学科 学科長金城 やす子
看護学部看護学科は2018年度に設置され、2期生までが卒業しました。卒業生の多くは臨床の場で看護師として、また別科助産学専攻や大学院に進学し、キャリアを積んでいます。看護学科では、看護師国家試験受験資格の取得のみに特化した教育を行い、看護実践者の育成を目標にしています。教育目標達成に向けた教育の特徴について述べます。
- 確かな知識とスキルに裏付けされた看護実践力をもつ看護師の育成
看護の対象の健康レベルおよび療養の場に応じた看護を実践するための専門的な知識と基本的な技術を有し、一人ひとりの対象に向き合い、看護実践を行うための教育を進めています。1年次の早期から4年次までの各学年に臨地での実習を組み入れ、看護実践力の育成を図っています。
- 豊かな“人間力”を備えた看護師の育成
人間の尊厳と生命を尊重する姿勢をもち、倫理的な判断に基づいて行動できる能力、また協調性や柔軟性に富み、多様な価値観を尊重し、他者との良好な人間関係を築くコミュニケーション能力の育成に重点をおいた教育を行っています。さらに、対象の想いに寄り添うことができる共感力や共生の心を養い、人間力の育成を図ります。
- 目標を明確にした学びを支援するキャリア形成
変化する社会に適した看護を創造できる能力を養い、未来志向の看護職者を育成します。そのためには自ら主体的な行動がとれること、さらにキャリアアップにつながる行動がとれるような教育体系を設けています。
就職支援では、一人ひとりの学生に応じたきめ細かな支援を行うことで、キャリア形成につなげています。